♪I want to tell you a story About a little man If I can.
と実にほのぼの、のほほんとしたムードで始まるこの曲。
Grimble Crumbleという名前のGnome(地の精)の歌でございます。
ほんわかと微妙に晴れた日曜日にふらふらと野原を散歩してるような気分になりますな。
小川なんかが流れていたりして、小さな木の橋がかかっていたりして、歩きながらこの歌を口ずさんだりするのですな。
まあ、そんな気分の歌なのです。
でも、そこは、ピンク・フロイドというかシド・バレットの作品なので、ただのほほんと気持ちよいだけではないのですな。
Look at the sky, look at the river, Isn't it good?
のあたりのちょっと空を見上げてくらっとするようなゆらり感が妙に心地良かったりもするのです。
この曲は1967年発売のピンク・フロイドのデビュー・アルバム
「The Piper at the Gates of Dawn」に収められたシド・バレットの作品です。
これこそ「俺だけの名曲」と言いたくなる曲です。
だって、この曲知ってる人って、このアルバム持ってる人だけだよ。たぶん。
一体このアルバム日本で何枚売れたんだろう・・・
1000枚ぐらいは売れたのかな?
それは、ともかく、大好きな曲です。
ROY HARPERの作り出す世界は、何物にも変えがたい美しさで溢れているのです。
アコースティック・ギター主体のシンプルな音作りながら、ROY HARPER
の広がりと深みのある声があれば、余計な楽器の必要性は全く感じません。
しっとりと部屋を包む音空間に身を置くと、なんとも言えぬ安心感に包まれます。
この曲は1990年のアルバム、
「ONCE」に収録されています。
10年以上前の作品だけど、彼の長いキャリアを考えれば、ごく最近の作品と言ってもいいかと思います。
円熟した実に味わい深い、そして最高に美しいアルバムです。
レッチリ・ファンなら誰もが、心に染みる名曲と思っているであろうこの曲を「俺だけの名曲」というのは、ちょっとずうずうしいような気もするけど、大傑作アルバム
「By The Way」を聴いたことのない人、レッチリ・ファン以外の人にも、絶対に聴いて欲しい曲なので取り上げてみたという次第。
美しいイントロに引き込まれ、切なげな声に胸打たれ、シンプルな単音弾きのギターのラインは妙に心をかき乱す。
コーラスの美しさ、メロディ・ラインの美しさ、歌詞の美しさ、サビの展開の美しさ、これほどまでに気高く美しい曲を生み出したレッド・ホット・チリ・ペッパーズというバンドには、どれだけ感謝してもしたりない。
This is the way I wanted it to be with you
This is the way I knew that it would be with you
2000年代、1番美しい曲はこの曲かも知れない。
BY THE WAYを買って聴いてみる
ミック・ロンソンの優しさがあふれたような曲。
ほんわかとしたムード、かわいらしいコーラス、楽しそうでいてちょっと哀感のあるメロディライン。
ミックの優しい声。
どれをとっても、俺的にはツボ。
そして、メロディに乗る、言葉のリズムが何ともいえず心地良い。
Lazy, Hazy, Crazy points of view♪
1975年発売の2枚目のソロアルバム
「Play Don't Worry」(邦題:ギターでぶっ飛ばせ)にひっそりと収録された曲。
Play Don't Worry を買って聴いてみる
この曲の収められたアルバム「Ghoats Head Soup」(邦題:山羊の頭のスープ)には、世界の名曲「悲しみのアンジー」が収められていますが、このアルバムの中からの「俺だけの名曲」は、これ!「100 YEARS AGO」 (邦題:100年前)です。
出だしの、ミック・ジャガーの切なげな歌い方で、「俺だけの名曲」入りはすでに決定!って感じ。
大好きです。
中盤アップ・テンポになって盛り上がり、ラストにはダルな感じのエンディングという展開も最高に気持ちいいっす。
いや、ほんと、始まり方もいいけど、終わり方がまた実にいいんですよ。
この曲、あまり目立たない曲かも知れないけど、ストーンズだけの「俺だけの名曲」コンテストをやったら、TOP5には絶対入る曲です。
1973年発売のアルバム「山羊の頭のスープ」に収録
「山羊の頭のスープ」を買って聴いてみる